2019 年頭“直”感

宇野 浩二
宇野@猿人

新年あけましておめでとうございます。
年末はインフルエンザで仕事納めやら忘年会やらもできず、年始は業務開始早々風邪をひいてしまい、急に体が弱ってしまった気がします。といってもありがたいことにお仕事を止めるわけにはいきませんので、病院、タクシー、ノーパン喫茶、あらゆるところでマスクをしてPCを広げて業務を遂行してまいりました。おかげさまでこのまま在宅勤務、もしくは旅をしながらでも仕事をこなせるテレワークスキルが備わりました。

すでに1月も半ばですが、上述の通り、新年のスイッチができておらず、この場を借りて頭の整理をしたいと思います。

お題目は三本。

「猿人について:(2018売上目標の良い反応)」

「商材について思うこと:(メディアの限界と新しいカタチ)」

「社員にモノ申す:(ブラック企業で働く幸せ)」

猿人について

 2019年6月で13期目を迎えます。世の中の流れに合わせて、猿人もそれなりにサービスの幅が広がったのではないかと思います。あと4か月で年度末を迎えるわけですが、今期は期頭に「売上目標」なるものを設定していました。

 われわれのビジネスは今年3,000万円の案件があったとしても、クライアントの市況やマーケティングプランなどによって、来年その案件があるかどうかが確約されないビジネスです。それを「水商売」に近いと言えるのかもしれませんが、より上流からクライアントに入れたとしたら、それは「水商売」ではなくなります。ここでいう「上流」とは、クライアントと一緒に年間または四半期のプランを考える、コンサルテーションに加わるという意味です。案件をActivity単位で受注するのではなく、クライアントと太い関係(信頼関係)を築き、クライアントと同じレベルの情報量、製品・ソリューション知識、そしてその情報の上で提案、案件実施ができたとしたら、クライアントのマーケティング予算を牛耳ることができます(言い方が悪いですが)。もちろんその分の責任とターゲットは高くなりますが。クライアントと同じ目線でお仕事ができることにとてもやりがいを感じるようになります。

 猿人ではそのようなクライアントと太い関係でお仕事をすることが最近増えてきました。関係性はそれぞれですが、猿人がそれなりのスキルとキャパシティを持つようになったことは最近実感しています。また、クライアント側のリソース不足を補うという点で役立てているというのもあります。

 さて、「売上目標」の話に戻します。いままで猿人では数字目標を明確に立てたことがありませんでした。なぜなら上述の通り、水商売の感がぬぐえなかったからです。日々クライアントと案件に真剣に向き合っていれば、数字は必ず追い付いてくる。求めるべきは顧客満足先行、数字は後追い的な。それが上流からお手伝いさせていただくクライアントが増えるとともに先の数字が読めるようになってきました。覆らないであろう安定した数字です。例えばマーケティング予算がどれだけ細分化された使い道になったとしても、猿人がそれをコーディネーションしている時点で猿人がその案件を請け負える可能性がとても高いからです。いままでは案件の積み上げで結果的に残った数字に「なんかすげー数字になったな。」って思っていたけれども、それを狙っていく体質に変化しました。

 そして面白かったのは社員の変化です。もちろんいままでも数字をまったく意識せずに業務を行うということは無かったのですが(利益は残さなきゃいけないので)、会社全体の売り上げ目標、チームの売り上げ目標を掲げられると、さすがに意識の変化があるようです。いままでもチーム毎にクライアントまたは案件を担当し、チーム内で役割分担をしていましたが、数字目標ができたことによってその役割分担がより明確化、というよりも業務スピードを上げていくために役割の指示を出し合い、グレーな部分を少なくして取り組んでいるように見えます。また猿人は平均年齢が若く、新入社員~入社3年目はやはり業務担当領域(提案領域)がまだまだ狭いのです。例えばイベント備品整理から始まり、チラシ作りやカタログの校正、展示会のサポートができるようになれば、イベントオーナーになってお客様の担当者としてフェイシングする、次の壁は「マーケティングってどこまで幅広いんだっけ?」といった感じで、業務領域を広げていき、クライアントからどんなボールが来ても打ち返せる経験値とスキルを積んでいかなければなりません。というのは理想論ですが、実際は難しいもので、目の前の案件にフォーカスしてしまい、なかなか視野を広げることができず、若者は遊んじゃいます。まぁ私も一緒に遊んじゃうのですが。

 もうひとつの変化はその業務領域を積極的に広げようと努力(意識)するようになりました。それは単一案件よりも業務領域を広げてクライアントとの信頼関係を築ければおのずと数字につながるという絵が社内や上司の動きで見えたのでしょう。もちろんそんな安易にお客さんは信用してくれるものではないですが、若者が積極的に新しいことにチャレンジしてくれることは純粋にうれしいですし、会社の可能性を感じます。

 その社員の意識の変化と猛プレッシャーが奏功してか、目標数字に近づいています。2年前の設立10期当時の売上数字の1.5倍になりそうです。小さい会社ですが、日々文句を言いながら頑張っております。

 で、次に来期はどういう目標設定にしたらよいかを考えています。「上場!」と過去に言ったときは周りに失笑というか馬鹿扱いされました。後にも書きたいと思っておりますが、社員の給与水準を業界No.1とかいいなって思います。特に猿人はブラック企業の模範ですので、地獄の日々でクレイジーだけど給料だけはマジいいんだよ、みたいな(笑)。そんなうまい設定を考えてみたいと思います。

 

お題を三本設けておきながら、一本目でかなり長くなってしまいました。二本目以降はまた次回とさせてください。

それでは本年も猿人をどうぞよろしくお願いいたします。

 

宇野@猿人

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