Download Document

「日本の銀行は保守的」で片づけてはいけない

10_01_JP-「日本の銀行は保守的」で片づけてはいけない

海外IT企業が日本市場参入を検討するとき、金融、とりわけ銀行市場はしばしば「魅力は大きいが、変化が遅い市場」とし て認識されます。意思決定に時間がかかる。既存システムが複雑で、新しい仕組みが入り込みにくい。顧客は慎重で、導入 までが長いーといった点です。こうした理解は、部分的には正しいと言えます。しかし、それだけでは不十分です。

日本の銀行市場が変わりにくかった理由を、「保守的だから」の一言で処理してしまうと、参入判断も Go-to-Market 設計 も粗くなってしまいます。なぜなら、実際に市場が動くかどうかは、顧客の性格ではなく、市場に存在する“変革の条件”に よって決まるからです。

本ホワイトペーパーでは、日本の銀行市場を見続けてきた現場の経験をもとに、海外CEOが理解す べき視点を整理します。重要なのは、日本の銀行が変化を嫌っているかどうかではありません。変化が合理的になるだけの 条件が、いつ、どう揃うのかを見極めることなのです。